03月:つつこ引き祭(福島県伊達市保原町)
祭り名:つつこ引き祭 神社名;厳島神宮
場所 :福島県伊達市保原町 厳島神社
開催日 :毎年3月第1日曜日
取材日 :平成18年03月05日13:00~15:00
☆祭の様子☆
3月とはいえ影に雪が残るほどの寒風の中、ワラで作った巨大な「つつこ」を下帯姿の男たちが引き合う奇祭です。
享保の大飢饉に苦しむ農民を救った、領主・松平出雲守道春公を称え、その年の豊作を占う祭りとして知られ、約280年の伝統を誇ります。
「つつこ」(長さ3m,直径1.5m,重さ約800kg)は、約800束のわらを使い祭礼前日に氏子たちが造りあげ、中には 2升のおこわを入れられています。
これが引き合ううちに、もちに変わり、祭り終了時宮司の手によって参拝者に配られます。
また解体された「つつこ」のわらを持ち帰り神前に捧げると病人が絶え、農作物は豊作となり、養蚕は盛んになると言い伝えられています。
つつこ引きの前哨戦として、子供たちによる綱引き合戦があります。
スポーツ少年団や学校など各グループが参加し熱戦が繰り広げられます。
つつこ引き祭写真帖をご覧ください。
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