04月:摩多羅鬼神祭(資料)
場 所 :茨城県桜川市木本
開催日 :平成20年04月13日(日)午前11時~午後12時30分
○2008年(平成20年)4月17日茨城新聞
「桜川・雨引山8年ぶりマダラ鬼神祭」「踊りと破魔弓360年の伝統」
8年ぶりに行われた「マダラ(摩多羅)鬼神祭」は13日、桜川市本木の雨引山楽法寺境内で行われた。鬼神が現れて寺を再興したとの故事にちなみ、360年前から伝えられた伝統ある祭りで、京都・広隆寺の「摩多羅祭」とともに日本二大鬼神祭と称されている。
鬼神祭は、馬に乗って真っ赤な衣装に身を包んだ鬼神が、赤鬼、青鬼など5人のけん族、約20人の稚児などを従えて寺の急な石垣を登ってスタート。沿道には、アマチュアカメラマンがカメラを構え、盛んにシャッターを切っていた。
続いて鬼神とけん族による鬼踊りが披露され、鬼神らは本堂から境内に向かい破魔矢を放った。破魔矢を持ち帰ると御利益があるとされ、49本の矢が飛ぶごとに、大きな歓声があがった。
○2008年(平成20年)4月15日茨城新聞
日本二大鬼神祭の一つとされる雨引山楽法寺のマダラ(摩多羅)鬼神祭が13日、桜川市本木の同寺境内でおこなわれた。360年以上の歴史を誇り、8年ぶりの復活。境内には大勢の信者や観光客、アマチュアカメラマンが詰め掛けた。
文明4(1472)年春に同寺が火災に遭った際、鬼神が現れて七日七夜で現在の観音堂を再興したとの言い伝えが元になり、寛永18(1641)年から行われ、京都・広隆寺の「摩多羅祭」と並び称される鬼神祭。
同寺では2000年に行われて以降、駐車場問題などで鬼神祭は見送られていた。合併による桜川市誕生などで地元から復活を望む声が高まり、駐車場を整備して開催にこぎつけた。
馬に乗った鬼神を先頭に、約20人の稚児など約130人の行列が参道の急な石段を登り、護摩祈祷の後、鬼神と赤鬼や青鬼など5人のけん族と鬼踊りを舞った。
クライマックスは、本堂から鬼神たちが放つ破魔矢。鬼神が放った49本の矢を持ち帰ると無病息災、家内安全に御利益があるとされ、人々は競い合って矢をとろうとしていた。
○2008年(平成20年)4月15日毎日新聞
8年ぶり摩多羅鬼神祭 ☆桜川
日本二大鬼神祭の一つといわれる桜川市本木の雨引観音の伝統の行事「摩多羅(まだら)鬼神祭」が13日、8年ぶりに復活し、盛大に行われた。
境内で護摩がたかれ、6人の赤鬼、青鬼が鬼踊りを披露。続いて本堂の回廊で鬼たちが「四苦を払う」の意味から49本の矢を天に向かって射った。参拝者らは無病息災、家内安全などに御利益があるとされる矢を競い合うように拾い合った。
室町時代、同観音が炎上した際、摩多羅鬼神が現れ、7日7夜で再建したという故事にちなみ、1641年から続けられてきた。00年を最後に途絶えていたが、地元の人たちの要望を受けて復活した。
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