茨城県郷土民族芸能の集い(3)八木節源太踊り
◆平成21年度(第33回)茨城県郷土民族芸能の集い(2)八木節源太踊り
◆日時:[2009]平成21年11月28日(土)12:50 16:10
◆会場:常陸太田市パルティーホール
◆目的:郷土伝統文化の普及と伝承
八木節源太踊り
歌は賑やか、踊りは華やか、いつ見ても楽しい踊りで見る者を元気にしてくれる魅力があります。和製ヒップホップダンスか、舞祭で踊っても拍手喝采を得られるでしょう。
保存会は再々発足後35年経過してますます活発に活動しています。小学生から高校生まで多くの子どもたちが保存会に参加しているという羨ましい踊りです。
踊りの種類は、安笠・双笠・流笠・車笠・弓張笠・相笠・番笠等がある中で、子どもたちは、弓張笠を踊ることを目標に日夜励んでいるそうです。
八木節は約100年前に「掘込源太」が作ったといわれていますが、決まった歌詞はな く、自由に作詞できるよさがあり、七・七調で歌われます。
小道具も花笠や扇子、唐傘などを駆使して、観客が楽しめるような趣向がなされています。
踊るテンポが速く小気味良い所作で、踊るも楽しい、見るも楽しい演目でした。
この日披露された演目をメモします。
・安笠・・・口上はあいさつ源太
・車笠・・・口上は国定忠治
・流笠・・・口上は荒神山
・弓張笠・・・口上は国定忠治
八木節源太踊りの紹介1(城里町)
(平成21年度(第33回)茨城県郷土民族芸能の集い出演者団体紹介パンフレットより:当日配布)
城里町指定無形民族文化財
下赤沢地区に伝わる八木節源太踊りは、明治時代にやってきた芝居一座の宿に、地元の若者たちが連日遊びに行き、役者の練習を見ながらこの踊りを覚えたのが始まりと言われています。
主に地元の神社や寺などで例年奉納されるほか、依頼を受けて公演を行っています。
踊りは、花笠や番傘を持ち八木節の早い拍子に合わせて踊るとても激しい踊りで、大太鼓、小太鼓、笛、鉦、鼓のお囃子と音頭の歌声がとても賑 やかな印象を与え踊りをいっそう盛り上げています。
演目は、安笠、流笠、車笠、双笠、弓張笠などがあり、そのなかでも弓張笠は非常にダイナミックで華やかな踊りです。子どもたちは、弓張笠を踊ることを目標に日夜練習に励んでいます。
催行日
4月29日(昭和の日)「徳蔵大師祭」
7月下旬の下赤沢地区にある鹿島神社の祇園祭り(隔年実施)
八木節源太踊りの紹介2(城里町)
(平成15年度茨城県郷土民族芸能の集い出演記録パンフレットより)
◆管理者:下赤沢民俗芸能保存会
◆所在地:七会村下赤沢150(現城里町)
◆指定:城里町指定無形民族文化財 平成10年4月23日指定
明治38年日露戦争の戦勝記念に、栃木県芳賀郡茂木町の地芝居を七会村に招きました。
当時娯楽の少ない村では、若者が連日、一座の宿に遊びに行き、役者の練習を見ながらこの踊りを覚えたと伝えています。
一座の演じた歌舞伎は、4幕12景でありましたが、その中に八木節源太踊りがありました。
それから2~3年後の鹿島神社の夏祭りで若者たちがこの踊りを演じるようになりました。
踊りの基本は、八木節であるので、テンポは速く、激しい踊りです。
今回は「安笠」、「流し笠」、「弓張り笠」を公開します。
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