11月:西塩子の回り舞台・組立中
開催日:平成20年11月8日と9日
会 場:常陸大宮市大宮公民館塩田分館グランド
県内で11月に開かれる第23回国民文化祭の催しの一つとして、農村歌舞伎をはじめ伝統芸能が披露されます。
その回り舞台の組立作業が大変な労力を必要とします。
地区の人たちが総出、勤めの休日や稲刈りの合間に組立作業にかかります。(10月5日撮影)
ドーム屋根の竹の骨組みが完成し、竹の美しい曲線と縄目が見事な出来映えです。
主柱を立てるための穴はあらかじめ掘ってあって、鉄の蓋をして土を被せてあります。柱を立てる時には、グランドを掘り起こして柱を立て、ガタ止めのくさびを打ち込みコモでカモフラージュします。
主要な部材である丸太の柱や梁は番線で縛り、その上に荒縄で縛られています。
前後の2本の梁で竹の根元部分をてこの原理を利用して支えて中央部分には柱のないドーム状の屋根を実現させています。
回り舞台の組立
西塩子に残っていた江戸時代後期のものと思える組立式回り舞台は、舞台の床の一部を回転させ、瞬時に場面転換できる仕組みで、日本最古のものです。
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