03月:子ども民俗芸能交流会 「子ども二人三番叟」
文化を受け継ぐ・伝統を育むこころ 子ども民俗芸能交流会
開催日:平成20年3月16日(日)午前10時50分から午後3時(昼休み無し)
会 場:大和ふれあいセンター(シトラス)ホール
桜川市羽田989-1
真壁小学校 人形浄瑠璃みらい座 「子ども二人三番叟」
桜川市真壁町白井地区には江戸時代末期に始まった人形芝居があります。
平成16年「人形浄瑠璃真壁白井座」として80年ぶりに再演されたのを機会に、真壁小学校でも6学年の総合学習の時間に「みらい座」を結成。
「二人三番叟」は五穀豊穣、天下泰平を祝うにぎやかな舞です。
1体の人形を3人で動かす人形遣い、太夫、三味線の3部門が心を一つにして演じます。
・・・よろこびありやよろこびありや・・・めでたけれ・・・
人形遣いは主遣い、左遣い、足遣い3人の息があって芸の見せどころをうまくできました。
三味線は5人の調子がそろってお見事、太夫は台本を見ないで義太夫節を最後まで語り終えたことはすばらしい、しっかり勉強してきたことがうかがわれます。
「真壁小学校 人形浄瑠璃みらい座 子ども二人三番叟写真帖」をご覧ください。
****************************************************<b>二人三番叟</b>上演床本
天下泰平、五穀豊穣を祈願するご祝儀の舞で、浄瑠璃の幕開けの舞として最初に行われます。
能の「翁」と狂言方が舞う「三番叟」を義太夫節にしたものです。
三番叟はまず四方と中央を清め、太夫の語りにのってにぎやかに舞います。
やがて鈴を持って四方に種を蒔く頃から舞に疲れて休む三番叟、それを無理矢理立たせる三番叟、ともにユーモラスに最後は揃ってめでたく舞納めます。
それ豊秋津洲の大日本
国常立の尊より天津神七世の後
地神の始め天照らす御神
おさえおさえ おお悦びありや悦びありや
わがこの所よりも他へはやらじぞと思う
そなたこそ 初日は諸願満足円満
二日の日はまた二つ柱 うづめのみこが
一 二 三 四 五 六 七 八 九 十
百千萬の舞の袖 五月のさ女房が笠の端をつらねて
早苗おっとり打ち上げて謡うた
千町万町億万町
田をぞんぶりぞ 田をぞんぶりぞ
ぞんぶりぞ ぞんぶりぞ ぞんぶりぞ
御田を植えるならば笠買うて着しょうぞ
笠買うてたもるならば なおも田を植えうよ
三日は福徳寿福円満 子徳人の子宝
車座に並べたたつまついるいまつかいつくひっつく
火打ち袋にぶらりと付けて候ぞ
これ式三の故実にて 三日これを舞うとかや
柳は緑花は紅 数々や浜の真砂は尽きるとも
尽きせぬ和歌ぞ敷島の神の教えの国津民
治まる御代こそめでたけれ
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